点検整備記録簿はどこで買う?入手方法とA3コピー用紙印刷という選択肢

「点検整備記録簿はどこで買えばいいのか」「複写式用紙が切れてしまった」——整備工場でもユーザーでも発生する悩みです。

この記事では、点検整備記録簿の入手方法をルート別に整理したうえで、意外と知られていない「A3・A4のコピー用紙に印刷してよい」という選択肢について、根拠とあわせて解説します。

点検整備記録簿の入手ルート

1. 自動車整備振興会・部品商から購入する

各都道府県の自動車整備振興会や部品商では、別表ごとの複写式記録簿を販売しています。整備工場が業務で使用する場合、これが最も一般的なルートです。

ただし、車両区分ごとに様式が分かれるため、複数種類を在庫として抱える必要があります。

別表 対象車両
別表第三 事業用自動車、自家用大型自動車等
別表第四 被牽引自動車(トレーラー)
別表第五 自家用貨物自動車、レンタカー等
別表第五の二 レンタルバイク等の二輪自動車
別表第六 自家用乗用自動車、軽自動車
別表第七 自家用の二輪自動車

2. 整備工場・販売店で受け取る

ユーザーの場合、点検を依頼した整備工場が記録簿を作成して渡してくれます。新車購入時のメンテナンスノートにも点検整備記録簿が綴じ込まれています。

3. 運輸支局の窓口

ユーザー車検を受ける方向けに、運輸支局や周辺の代書屋で用紙を入手できる場合があります。

4. PDFをダウンロードして印刷する

別表第六などの様式をPDFで配布しているサイトがあります。自宅のプリンターで印刷して使用できます。

複写式用紙でなければならない決まりはない

ここが最も誤解の多いポイントです。点検整備記録簿は振興会指定の複写式用紙でなければならない、という決まりはありません。

記録簿に求められるのは、道路運送車両法第49条および自動車点検基準第4条に定められた記載事項を満たしていることです。用紙の種類や購入元が指定されているわけではありません。

各項目と記載内容の要件を満たしていれば、A3コピー用紙やA4コピー用紙への両面プリントでも監査には問題ありません

また、記録簿は手書きである必要もありません。プリンターからの印刷で問題なく、実際に多くの工場がシステムから印刷した記録簿を使用しています。

ドットプリンターは必要か

複写式用紙に印刷するには、インパクト方式のドットプリンターが必要です。複写紙に圧力をかけて転写する仕組みのためです。

しかしドットプリンターには次の負担があります。

  • 本体価格が高く、記録簿印刷のためだけに購入するのは負担が大きい
  • 動作音が大きく、事務所スペースを占有する
  • インクリボンの交換など、メンテナンスが必要
  • 複写式用紙の種類ごとに用紙管理が発生する

白紙のコピー用紙への印刷が認められている以上、記録簿のためだけにドットプリンターを維持する必然性はありません。すでに事務所にあるレーザープリンターやインクジェットプリンターで対応できます。

用紙管理から解放されるという効果

整備工場にとって、複写式用紙の管理は地味ながら継続的な負担です。

  • 別表ごとに在庫を持つ必要がある
  • 切らすと記録簿が作れず、業務が止まる
  • 様式が改正されると旧用紙が使えなくなり、在庫が無駄になる
  • 保管スペースを占有する

近年は特定整備制度の開始(2020年4月)やOBD検査の導入(2024年10月)など、記載事項に影響する制度変更が続いています。様式改正のたびに用紙を入れ替えるコストは無視できません。

システムで記録簿を作成していれば、様式の更新はプログラム側の対応で済み、用紙の入れ替えは発生しません。

印刷した記録簿のほうが「見た目が綺麗」というメリット

手書きの記録簿は、書き手によって読みやすさに差が出ます。急いで書けば乱雑になり、お客様にお渡しする書類としての見栄えも損なわれます。

システムから印刷すれば、誰が作成しても同じ品質で仕上がります。導入した工場からは「綺麗に作成できて、お客様にも説明しやすい」という声が寄せられています。ポイントとなる項目を好きな色に配色できるため、実物の様式に近い見やすさを保つこともできます。

社内保管はPDFデータで

記録簿の保存期間は、自家用乗用車で2年間、事業用自動車等で1年間です。特定整備記録簿・指定整備記録簿は2年間の保存義務があります。

年間700台の車検をこなす工場なら、2年で1,400枚以上。複写式用紙は厚みもあり、キャビネットを圧迫していきます。過去の1枚を探し出すのにも時間がかかります。

現在は電磁的記録による保存が認められているため、社内保管はPDFデータで完結できます。車両ごと・日付ごとに検索でき、必要なときだけ印刷すればよいため、保管スペースの問題も、探し出す手間も解決します。

ただし、運輸支局や軽自動車検査協会の窓口で検査を受ける際に点検整備記録簿を提示する場合は、書面での提示が必要です。「普段は電子データ、必要なときに印刷」という運用が現実的です。

用紙も、ドットプリンターも、書く時間も不要にする

指定整備記録簿作成システムは、A3コピー用紙・A4コピー用紙への印刷に対応しています。複写式用紙もドットプリンターも購入不要です。

  • 別表3・4・5・6・7に全対応、指定車検・持ち込み車検・定期点検・分解整備に対応
  • 白紙のA3・A4に印刷、全国の陸運局様式にマッチさせた出力が可能
  • 社内保管はPDFデータで完結
  • パターン化している内容は保存して一括反映、交換部品名は選ぶだけ
  • 記入漏れや基準値違反はチェック機能が警告
  • 保適証や標章、点検ステッカーの日付を自動計算

手書きで20〜30分かかっていた記録簿作成が、1枚あたり最短5分に。用紙の在庫管理から解放され、記録簿発行そのものの負担が大きく下がります。

記録簿の作成に1枚20〜30分かかっていませんか?

指定整備記録簿作成システムなら、パソコン・タブレットの入力で1枚あたり最短5分。車検証の内容から検査基準をシステムが判定し、記入漏れや基準値違反は警告でお知らせします。保適証・標章・点検ステッカーの日付も自動計算。白紙のA3・A4コピー用紙に両面印刷できるので、複写式用紙もドットプリンターも必要ありません。

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よくある質問(FAQ)

点検整備記録簿はどこで買えますか?

各都道府県の自動車整備振興会や部品商で購入できます。ユーザーの場合は整備工場や販売店から受け取れるほか、新車購入時のメンテナンスノートにも綴じ込まれています。PDFをダウンロードして印刷することもできます。

点検整備記録簿は複写式用紙でないとだめですか?

そのような決まりはありません。道路運送車両法第49条および自動車点検基準第4条に定められた記載事項を満たしていれば、A3やA4のコピー用紙への両面プリントでも監査上の問題はありません。

記録簿印刷のためにドットプリンターは必要ですか?

複写式用紙に印刷する場合は必要ですが、白紙のコピー用紙への印刷が認められているため必須ではありません。事務所にあるレーザープリンターやインクジェットプリンターで対応できます。

点検整備記録簿は手書きでないといけませんか?

手書きである必要はありません。プリンターからの印刷で問題なく、多くの整備工場がシステムから印刷した記録簿を使用しています。

記録簿の保管スペースを減らすにはどうすればよいですか?

電磁的記録による保存が認められているため、社内保管はPDFデータで完結できます。ただし車検の窓口で提示する場合は書面が必要なため、必要なときだけ印刷する運用が現実的です。

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